令和2年度中に退職した方向けに確定申告を郵送で行う方法を説明します。
マイナンバーカードを持っていたらネットで申請ができます。
しかしながら、持っていない場合、カードの発行自体に約2ヶ月ほどかかってしまいます。
コロナ禍で窓口で手続きするのが心配な方や、早目に還付金の手続きしたいなという方は、郵送の手続きをお勧めします!
今回の記事は 退職後の還付金手続き(ふるさと納税・生命保険控除・国民健康保険・医療費控除)をする人向けです。
確定申告の提出・資料作成に必要な書類の準備
代表的な必要なものは以下になります。
- 退職した会社の源泉徴収票
- 国民健康保険料や国民年金の支払済額のお知らせ
- 医療費の領収書
- 生命保険料控除証明書
- ふるさと納税寄付金受領証明書
医療費控除の明細書を作成
医療費控除とは・・・
申告する方やその方と生計を一にする配偶者その他の親族のために、令和2年中に支払った医療費がある場合は、次のとおり計算した金額を医療費控除として、所得金額から差し引くことができます。
同世帯であれば、かかった医療費が10万円を超える場合、控除対象になるというものです。
独身だと医療費10万円てキツくない・・・?
と思われる方もいらっしゃると思います。
その場合にはセルフメディケーション税制を適用できるかもしれません。
セルフメディケーション税制とは・・・
健康の保持増進及び疾病の予防として一定の取組を行っている方が、その年中に自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族のために12,000円以上の対象医薬品を購入した場合に受けることができる。
一定の取組というのは、健康診断や予防接種等を受けていることを意味します。
その場合、ドラッグストア等で販売されている医薬品にかかった料金を控除対象とすることができます。
注意したい点は、セルフメディケーションと医療費控除はどちらかしか選択できません!
今回はセルフメディケーションの手続説明は割愛させていただきます。
早速、領収書を使って医療費控除の準備をしていきましょう。
国税庁のHPにアクセスして医療費集計フォームをDLする
国税庁のHPにアクセスします。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/index.htm
画面下部の青い枠の中にある医療費控除を受ける方へをクリック。
画面中央あたりにある医療費集計フォームをクリックしてエクセルをDLします。
どうしよう・・・。エクセルのソフト持ってないんだけど・・・。
大丈夫!googleスプレッドシートを使いましょう
googleスプレッドシートとはgoogle版エクセルのようなものです。
エクセルのファイルを開くことができますし、編集後エクセルに再変換することもできます。
DLはこちらでできます。
https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/
- ファイル
- ダウンロード
- MicrosoftExcelを選択
これで医療費集計フォームの読み込み完了です。
領収書を見ながら作成していきましょう。
・医療費は病院ごとでまとめて記載できる
・交通費も記載できる
・鍼灸による治療費を記載できる
私は、肩の痛みやコリが酷く、毎月自己負担で鍼に通っていました。
なので、鍼灸の治療費も含めることが出来るためとても助かっています。
記入が終わったら、エクセルに再変換しましょう。
- ファイル
- ダウンロード
- MicrosoftExcelを選択
これで下準備は完了です!
国税庁のHPで各項目を入力する
今度は国税庁のHPで情報を入力していきましょう!
以下をクリックします。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/index.htm
①画面右上にある青い確定申告書等の作成はこちら▶︎を選択。
②申告書等を作成するの作成開始を選択。
③印刷して提出
④所得税の申告をクリックして画面の指示に従って、入力していきます。
・退職後の社会保険料(国民健康保険や国民年金や健康保険任意継続等)
社会保険料控除 → 入力する → 別の社会保険料を入力する
・医療費控除の集計フォームの読み込み方
医療費控除 → 入力する → 医療費控除を適用する → 医療費集計フォームを読み込んで、明細書を作成する → ファイルを選択 → 選択したファイルを読み込む
・生命保険料控除証明書について
私の場合、保険を11月で解約しました。
事前に保険会社から送られていた控除証明書は12月までの払込を想定した証明書だったので、念のために11月分までの金額の証明書を取り寄せました。
印刷して郵送する
あとは、PDFを印刷して、必要事項を追加記入、各種証明書を貼付して、押印して郵送です!
我が家にはプリンタがないのでコンビニのネットプリントをよく使ってます。
郵送は郵便事故が怖いので追跡できるレターパックライトで送りました。
やってみると意外と簡単でした。少しでも、参考になれば幸いです。