てきどにてきとーに
仕事

文系事務職でも合格!基本情報技術者試験の対策と勉強方法

基本情報技術者試験の対策と勉強方法

基本情報の資格取りたいけど、プログラミングしたことない。どんな勉強すればいいの?

今日はこんな質問にお答えします!

結論:プログラミングに求められる論理的思考が苦手でも訓練すれば受かります!!!

筆者は事務職でプログラミング経験がありません。

しかしながら、独学で取得することができました。

文系でも取得可能なので、スキルアップしたい人は是非チャレンジして欲しいです。

人よりもPCについての知識があるということは、転職や就職において強みになります。

基本情報技術者試験は事務職でも評価される?

評価するところもあります。

東京23区の端に本社がある某IT企業のエンジニアもオススメしていました。

基本情報を持っていることは、IT分野全般についてある程度知識があるという指標になるからね。エンジニアに限らず役に立つよ。」と彼は言っていました。

また、大手IT企業では文系理系問わず、内定者全員に基本情報技術者の取得を課す会社があります。

一昔前は、基本情報技術者といえば、エンジニアが取る資格というイメージが強かったですよね。

ですが、今は流れが変わってきているのでしょう。

他にも、基本情報保持者には報奨金や資格手当をつける等、金銭的な面で評価をする中小企業も多数あります。

2023年4月改正はチャンス

基本情報技術者試験は2023年4月に試験内容が大幅に変わります。

基本情報を取りたい人にとっては良いニュースです。

何故なら、勉強分野がかなり減るからです。

シラバスを見る限り、ほぼ「情報セキュリティ&擬似言語アルゴリズム試験」と言っても過言ではないような・・・。笑

また、ITパスポートと同じように通年試験となります。

今後は、受験出来る機会が増え、とても助かりますね。

 

従来の試験2023年4月からの試験
プログラミング言語から一つ必須選択プログラミング言語なし
10分野から2問を選択解答
(勉強した分野が必ず出題されるとは限らない)
選択問題なし
試験は年に2回(春期・秋期)通年試験
改定される試験と現行試験との違い

               

次章からは具体的に使った参考書や勉強の仕方について説明します。

午前対策は本1冊と過去問道場でOK

まずはじめに、文系だから計算は捨てて暗記するわ!という考えはやめましょう

何故なら、午前の計算問題の応用が、午後の擬似言語アルゴリズムの問題だからです。

仮に午前の試験を突破しても、午後の問題でボコボコにされます。

午前の対策に使う参考書は1冊だけで、あとは過去問道場の演習でOKです。

使う参考書は『令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験) 』になります。

毎年改定されているので、受験年度のものを買いましょう。

この参考書の厚さは7cmくらいで割とヘビーなのですが、絵や図なども多く初学者でも意外ととっつきやすいです。

まず、イメージ&クレバー方式を1周終わらせます。

参考書の中に問題演習もあるので、解きながらざっくり理解を進めていきます。

初学者だと、参考書を読んでも、よくわからない用語もあると思います。

その場合は、この分かりそうで分からないでも分かった気になれるIT用語辞典」というサイトも参考にしてみてください。

このサイトは、とてもわかりやすい言葉とゆるいイラストでIT用語を説明してくれるサイトです。

覚えにくい用語はこのサイトで調べて、イメージを掴むようにしました。

1周終わったらもう早速、基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場で問題を解きまくります。

基本情報技術者ドットコムとは、基本情報技術者試験の問題演習に特化したサイトです。

基本情報技術者ドットコムの利用は無料です。

無料で大量の過去問を解けます。

会員登録(これも無料です)すると更に効率的に勉強出来ます

例を挙げると、不正解だった問題だけを出題したり、勉強記録をつけたりできます。

是非、会員登録をして効率的に使い倒しましょう。

基本情報技術者ドットコムをこなすと、毎回躓くところが見えてくるはずです。

躓くところは、参考書に立ち戻って丁寧に読み込みましょう。

そのサイクルを繰り返すことで安定して点数を出すことが出来ます。

アルゴリズムは最初は動画学習から入り、あとはひたすらトレース

アルゴリズムは本当に苦労しました。

時間をかけてもなかなか解けるようにならず、出口が見えてこない感じが辛かったです。

思うように結果が出ないと、この勉強方法で合っているのか不安になりますし、心折れそうになります。

これは筆者のアルゴリズム理解度をグラフで表してみたものです。

アルゴリズムってずっと耐え忍んでトレースすると急にポーンと感覚が掴めるんですよね。

ただ、その境地に至るまでの時間が長いです。

個人差があるのでしょうが、私の場合は1年くらいかかりましたね・・・。

その間は、低空飛行なので成長の実感がなく辛かったです。

泥臭いですが簡単なトレースからはじめてみることが一番大事です。

不安かもしれませんが、必ず結果は後からついてきます。

私の勉強方法はこんな感じです。

主要なアルゴリズムを理解する→午後問題のアルゴリズムのテキストを読む→過去問道場を解きつつ、解説動画を見て理解する

主要なアルゴリズムを理解する

まずは、主要なアルゴリズムを理解しましょう。

ざっくりでいいので知っておくことが大事です。

何故なら、初見の問題でもアルゴリズムを知っていれば、答えを導き出しやすくなるからです。

午後の問題は、トレース問題とプログラムの空欄穴埋め問題が毎回出題されます。

あらかじめ処理方法を分かっていると、プログラムが読みやすくなります。

例えば、クイックソートの問題が出たとします。

クイックソートはある基準値を決めて、その基準値以上か以下かで分けて整列するアルゴリズムです。

そのことが頭にあれば、擬似言語を見たときも「基準値にあたる変数はどの言葉かな?」と推測しながら解くことが出来ます。

アルゴリズムについては、こちらのふっくゼミの「アルゴリズム補講」で学習をします。

http://xn--tpto73d.jp/mobile/

初学者は、午後対策用のアルゴリズムのテキストをいきなり読んで勉強するのはオススメしません。

テキストの説明が飛躍しているように感じ、心折れそうになります。

少なくとも私は心折れそうになりました。

なので、初学者は最初は処理をイメージしやすい動画で基礎を固めることをお勧めします。

午後問題のアルゴリズムのテキストを読む

次に、午後問題のアルゴリズムのテキストを読みます。

使う参考書はこの『うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 』です。

こちらも毎年改定されるので、必ず対象年度のものを買ってくださいね。

間違って古い年度のものを買うと、特典の過去問解説動画が見れなくなりますので気をつけてください。

前述の動画を見た後からこの参考書に入ると、ある程度さらさらと読めます。

ですが、たまに「ん??」と躓くところはあります。

文章だけの解説になるので、どうしても難解な場面は出てくるかなと思います。

私の場合は、何度も読み直してトレースして意味の理解に努めていました。

ですが、この参考書の一番良い点は、過去問の解説動画が見れることだと思っています。

読者専用ページにて、過去問全ての解説動画が公開されています。

なかなか過去問の動画解説はネットで探しても見つかりませんから、解説動画はとても助かりました。

過去問を解きつつ、解説動画を見て理解する

テキストが終わったら、基本技術者情報ドットコムの過去問道場で過去問を解きまくります。

過去問を解いて答え合わせ→福島先生の動画解説→復習しつつ新しい問題を解く→福島先生の動画解説

以上の流れを繰り返します。

全問解き終わったら2周目を始めるという感じです。

過去問道場ですが、やはり会員登録することをおすすめします。

何故なら、正答率を記録することができるからです。

正答率によって金銀銅黒いずれかのトロフィーがつくため、どの問題を優先的に解くべきかが分かります。

銅や黒のトロフィーが正答率60%未満のものになります。

優先的に銅や黒のトロフィーを潰し、過去問全部が銀色以上になるくらい演習を重ねましょう。

私の経験ですが、過去問14問目くらいから、初見でも点数がある程度取れるようになってきました。

問題によって点数にばらつきはありましたが、その頃から少しずつ自分に自信が出てきたのを覚えています。

アルゴリズムの勉強は難しくて何度も辛くなると思うのですが、苦労して積み上げたことは無駄にはなっていません。

ほんの少しずつですが、成長しているはずです。

情報セキュリティは得意分野にする

改正後の午後試験は、情報セキュリティとアルゴリズムがメインとなります。

アルゴリズムが苦手だと自覚がある人は、情報セキュリティを得意にして少しでも合格に近づきましょう。

情報セキュリティで初学者が躓くところは大体決まっています。

・デジタル署名

・共通鍵暗号方式

・公開鍵暗号方式

・ファイアーウォール(フィルタリングの設定)

・VPN

だいたいこのあたりが苦手な人が多いです。

情報セキュリティでは、午前・午後試験共に上記の問題ばかり出題されています。

これらの問題は、最初はとっつきにくく感じますが、一度仕組みを理解すると安定して得点を取りやすいです。

また、ファイアーウォールはネットワーク分野にも関係があります。

問題演習の量に不安があれば、過去問道場のネットワーク分野から似た問題を選んで解いてみることをお勧めします。

まとめ 文系で基本情報技術者試験に受かるには

基本情報技術者資格試験はITについて幅広く知識を持っていると評価されるオススメの国家資格です。

IT分野の資格ですが、プログラミング未経験の文系でも取得できます。

特に、来年度の改正以降は、勉強範囲が少なくなるということもあり狙い目です。

文系の基本情報技術者試験の対策と勉強方法

・午前の問題は『イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験) 』と過去問道場をこなす

・アルゴリズムはふっくゼミの動画と『うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]』と過去問道場をこなす

・情報セキュリティは得意分野にする

最後に繰り返しになりますが・・・。

基本情報技術者試験の中でアルゴリズムが一番大変だと思いますが、耐え忍んでトレース回数を重ねていったらいつか花開く時が来るはずです。

少しでも勉強を進める参考になったら幸いです。

ABOUT ME
ぽる
ぽると申します。 バリバリと働く事務系正社員でしたが、色々あって現在は派遣社員として働き始めました。ブログを書いたり資格の勉強をしたり、試行錯誤の毎日を送っています。暮らしに役立つ情報を発信していきます。 【資格】簿記2級・基本情報技術者・建設業経理士2級・英検2級