会社でこの会社調べてみてくれない?と上司から言われたり、今度面接を受けようとするこの会社がどんな会社だろう?と気になったりしたことありませんか。
未上場の会社など特にわかりにくいですよね。
今回はどうにかして公に出ている何かしらの情報をちょっとでもかき集める方法を紹介したいと思います。
参考になりましたら嬉しいです。
HPと口コミ情報を調べる
- 会社名で検索
- IR情報・決算情報が載っている箇所を探す
- 営業許可情報を調べる
- 転職口コミサイトの情報を探してみる
まず会社名を検索します。
会社を調べた時に、会社概要や従業員数や売上など決算情報が載っている箇所を探します。
大手でしたら情報が開示されていますが、中小企業は資本金や簡単な情報しか載っていないこともよくありますよね。
でも、諦めるのはまだ早いです。
決算に関する情報が無い場合は、その会社が何かの営業許可を持っているかを確認します。
派遣業とか不動産業とか。
大抵はアピールしたい情報なので載せているはずです。
許可については後で調べ方を紹介しますね。
後は、転職口コミサイトやネット掲示板での情報を探します。
特に退職理由がわかるサイトは参考になります。
業績を知るヒントとして、ボーナスが経営悪化で出なかったとか、先行きが不安なので辞めたとかの理由が見つかるかもしれません。
書き込んだことはないですが、辞めた会社の口コミはあながち間違ってませんでした。
あ~前からこんな社風だったんだな~と思ってしまいました笑
調査会社から情報・役所から登記簿謄本を取り寄せる
お金がかかってしまいますが、正確な情報を得るには調査会社かなと思います。
東京商工リサーチや帝国データバンクといった会社が有名です。
東京商工リサーチ
https://www.tsr-net.co.jp/
帝国データバンク
https://www.tdb.co.jp/index.html
後は登記簿謄本が挙げられます。
登記簿謄本であれば資本金や会社の沿革といった情報は得ることができます。
書面だと600円、オンライン申請だと500円になります。
いずれも有料となりますが、ネットのみの情報より信用性があります。
許可業種の情報を調べる
先程の述べた許可を調べることについて説明します。
これは許可を持っている会社という前提が必要になります。
許可番号から情報をできる限り調べてみましょう。
業種で色々わかることがあります。
例えば、派遣業許可を持っている場合です。
平成27年の法改正で、特定派遣が廃止されたことにより、許可取得条件が厳しくなりました。
新しく許可を取るには資産が2000万円×派遣事業の事業所数以上、他2つの厳しい財産要件があります。
特定労働派遣を行っていた派遣会社は経過措置で財産要件の一時的な緩和措置がありましたが・・・。
新規取得の場合は、財産要件は厳しいです。
あと、許可を初めて取得した日もわかります。
最近とったのか、ずっと更新しているのか。
派遣業をメイン事業にしていてずっと許可を更新しているなら、着実に本業をやってきたのかなとわかります。
最近とったのならば、財産要件をクリアした会社なのかななど。
また、改正法により派遣人数やマージン率をネットで公開する会社も多いです。
そのため、1年でどのぐらい人を派遣しているのかなど規模感を想像できます。
例えばIT企業の場合、ITの営業許可などはありません。
ですが、他所に派遣させているIT企業はよく聞きますよね。
その場合は許可取ってるかどうかで調べられるかなと。
同じように、建設業・建設コンサルタント・不動産業系も調べることができます。
国交省に建設・不動産系許可業者をまとめて調べられるサイトがあります。
そこで資本金や営業年数を調べることが可能です。
過去のネガティブ情報も調べられます。
https://etsuran.mlit.go.jp/TAKKEN/
例えば、宅建業の場合だと番号の初めに(5)と書いてあったりしますが、これは許可の更新回数になります。
県知事→国交省などの許可替え更新時に数字は(1)に戻るという点がありますが、一応参考にはなりそうです。
後は、建設業であれば詳しい情報がわかる可能性があります。
ただし、それは公共工事を請け負っている企業のみですが・・・。
建設業には経営事項審査という指標があり、公共工事を受ける為には毎年その審査を受けないといけません。
「経営事項審査」で調べると、結果がわかるサイトが複数出てきます。
その経営事項審査結果通知書の下の方に直近の決算に関わる数値が載っています。
あとは、旅行業の許可とかも色々あるので調べてみると新たな発見があるかもしれません。
まとめ
許可情報を探っていくと、意外とHPには載っていない情報が出てくるかもしれませんね。
一番はHPに情報公開してあると助かりますよね。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
ちょっとマニアックな記事になってしまいました。
目を通していただいてありがとうございました。